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2014年06月25日

慰霊の日の持つ力

息子の通う小学校では、朝の時間になぜか
「戦争を知らない子供たち」
が流れます。先日、授業参観に行ったときも、みんなで楽しそう歌っていましたが、あれは6月だからなのか未だに分かりません。

昨日、6月23日の慰霊の日は例年同様、雨は降らず、いい天気でした。

雨が降ると足下が悪くなって、ただでさえ外出を控えがちなお年寄りが式典に参加できなくなってしまうので、きっとお天道様が気配りをされたことでしょう。
昨日、式典会場にいましたが、初めて席につかず、会場の外で過ごしました。会場に入らなかった、入れなかった多くの県民が木陰でじっと進行を見守っていました。
会場外ではスピーカーの音が届かず、知事や首相の挨拶なんてほとんど聞こえないのに、式典に参加しているような静かな雰囲気が漂っていました。

県議会議員時代、議会のバスに同僚議員と乗り込み、終わるとまた同じバスに帰っており、式典にただ参加したというような状況が4年間ほど続きました。
ですから会場の外の様子や平和の礎周辺の状況は新聞やテレビの報道を通じてしか把握できませんでした。
ところが今年は会場外で式典に参加し、その後、中川民主党幹事長代行と平和祈念資料館、平和の礎と周ることによって、この日でしか感じられない戦争の重苦しさ、遺族の悲しさが伝わってきました。

何度も何度も訪れているのに、胸がしめつけられたのは、沖縄戦の悲惨さを伝えるその場の力とその日の意味があるからでしょう。

もう少し子どもが大きくなったとき、6月23日にこの場所に連れていくつもりです。

戦争の知らない大人でありますが、戦争そのものについて考える機会とそれを二度と起こさないという意識を私自身だけでなく、息子にも伝えていきたいです。



Posted by 上里ただし at 00:37│Comments(0)
 
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