
2012年03月04日
首里城返還へ
先日行われた2月議会定例会における一般質問の目玉質問は、「復帰40周年を記念して首里城を沖縄県へ譲渡すべきではないか」というものでした。これまで県議会では、2回、同様の質問をいたしました。これまで県の答弁では、国営沖縄公園内の施設の譲渡を国は考えていないから、云々という事実をたんたんと紹介したような内容でしたが、今回、ようやく譲渡を求めるための協議を進めるという、これまでの答弁より、一歩前に出た内容に評価をしております。
この内容が沖縄タイムスの「記者メモ」という欄で紹介されたものの、首里城の「管理権の移管」という表現になっておりました。正しくは沖縄県への譲渡でありますが、よくよく考えてみれば、「返還」の方がしっくりします。
なぜなら、首里城は133年前は琉球王国の国王等の居城でしたし、王府としての機能もあったわけですから、それを沖縄県に返すという方が正確かもしれません。もちろん今の沖縄県はその機能が琉球王国から連続しているわけではありません。ただ、県民に返し、アイデンティのよりどころとして、県民の学習の場や御庭(うなー)での各種イベントの開催、正殿やその周辺施設の活用など、沖縄県がその機能を現代風に活用させる方法も出てくるし、そうすべきではないかと思っています。
現在、国の方としても黄金御殿の復元等のために発掘作業をすすめ、復元作業に着手しようとしているわけですし、その維持費用も随分かかりますが、沖縄県が県民のアイデンティティのよりどころとなるこの施設を管理するという能力と意識が芽生えることを期待したいものです。
この内容が沖縄タイムスの「記者メモ」という欄で紹介されたものの、首里城の「管理権の移管」という表現になっておりました。正しくは沖縄県への譲渡でありますが、よくよく考えてみれば、「返還」の方がしっくりします。
なぜなら、首里城は133年前は琉球王国の国王等の居城でしたし、王府としての機能もあったわけですから、それを沖縄県に返すという方が正確かもしれません。もちろん今の沖縄県はその機能が琉球王国から連続しているわけではありません。ただ、県民に返し、アイデンティのよりどころとして、県民の学習の場や御庭(うなー)での各種イベントの開催、正殿やその周辺施設の活用など、沖縄県がその機能を現代風に活用させる方法も出てくるし、そうすべきではないかと思っています。

Posted by 上里ただし at 23:28│Comments(0)