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2011年10月18日

県立病院の入院費

沖縄県の県立病院は、経営再建の真っ只中で、各病院長も職員の皆さんも必死になって取り組んでおられます。
そうした中で、単年度の黒字化も達成したのに、職員の給料を下げようとする姿勢に、各病院長が現場のモチベーションが下がるというお話をされていました。
本日開催された沖縄県議会決算委員会において、黒字にしようとして努力した職員の努力が報われないのは理不尽ではないかとの質疑が各委員から指摘がありました。私も同感です。
今は経営改革に向けて職員の協力を得ながら進めていく矢先に、職員がそっぽを向く行為は私にとっても理解はできません。しかし、それほどの覚悟を経営再建に努力する姿勢だけは評価されてもいいでしょう。当然だと言われればそうかもしれませんが、かつての県立病院の経営姿勢から比べるとそれは評価していいでしょう。
ただ、そうした中で、未収金が昨年から比べてみてもほぼ同額、むしろわずか増額している実態を見ていると、その取り組みは評価できません。
この未収金は、とりわけ入院費用がその多くの割合を占めており、今年は約18億円も計上しております。払われるべきものが、払われていない場合、払ってくださいというのは当然ではないでしょうか
しかし、多額の未収金をいかに回収していくのかと質したところ、
「地道に回収していく」
という答弁でした。これまでも地道に回収してきたわけで、それを回収するのも地道に回収するしかないという答弁にはあきれてしまいました。そこで私は、
「職員の給与を引き下げることを要求している時期に未収金の回収に真剣さが足りないのではないか」
と指摘をしました。すると病院事業局長は、
「督促で自宅へ出向くと払えない状況がよく分かる」「何度も請求しても払えない方が多い」
という、未収金はほとんど回収できないといわんばかりの、いわば負けを宣言したかのような発言でした。
私も回収できない方から無理矢理お金を出させるのは難しいことだと理解しています。しかし、それでもこの未収金を減らすという覚悟が今、問われているのはないでしょうか。
今、未収金を減額させるのは非常に困難でありますが、努力と工夫によって目標を達成させていきたいです。



Posted by 上里ただし at 22:17│Comments(0)
 
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