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2011年08月01日

これからの木育推進

昨日、一昨日と沖縄大学で行われた木育キャラバンの参加者はなんと3700人。今朝、私の携帯電話に日本グッドトイ委員会の沖縄県支部長の土屋さんからそのような報告が入りました。
私がなんとなく感じていた沖縄におけるニーズはこのイベント開催によって実証されました。ここで、木育推進の事業を展開するチャンスでありますが、県の担当者は木工業者などのネットワークづくりにその力を注ぎたいとのことでした。
「んー。違うんだよなー」
と言いながら、私から担当者に提案しているのは、公募型の事業の展開です。その中身は、県内の幼稚園や保育園へ木のおもちゃを提供する木工業者を募るということです。
この公募型事業は、まず、木のおもちゃを欲しい保育施設に手を挙げていただき、事業費によりけりですが数か所選定いたします。保育施設の希望するおもちゃを木工業者が作成し、それをを提供するという内容です。

これらのおもちゃはデザイン性にあふれ、子どもたちにとって使いやすく作られるべきでしょう。そのためにデザイン審査も必要でしょう。おもちゃを提供する施設についても、もちろんタダでは差し上げるのではなく、子どもたちや保護者の反応などを県に報告していただくことを条件とします。

こうした事業の展開によって、木工業者の中から木のおもちゃづくりに興味を持つ事業者のデータベースを作成することをはじめ、木のおもちゃを要望している保育施設もピックアップができるでしょう。そういう具体的な事業を積み上げてこそ、ネットワークづくりの基礎ができるのであって、どんどん進めるべきでしょう。

またこれらの事業の展開は県の林業を担当する森林緑地課だけでなく、保育を担当する青少年・児童家庭課、そして県の工業技術センターなども絡ませながら、一つ一つネットワークを広げる努力が必要でしょう。
県庁内の縦割りをとっぱらって、互いに木育のことを議論することを県に求めていきたいものです。



Posted by 上里ただし at 22:54│Comments(0)
 
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