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2011年07月06日

わらべうたの可能性

しまくとぅばの日条例の提案者で、その提案理由を方言で述べられた(後に日本語訳で発言した)浦崎県議が質問に立ち、条例にあるしまくとぅばの推進が進んでいない現状に憤りを露にしておりました。
沖縄県のやる気と取り組みを質す姿勢に同じ思いで見ていました。方言をしゃべる層が高齢化している状況は続くことから、意識的に推進していかなければ、沖縄方言は廃れていくでしょう。
私たち先祖から受け継ぎ、戦争でも壊されなかった沖縄方言は危機的な状況を迎えています。
答弁に立った平田文化部長は各地の方言を集めたものをCD化していくと答えていましたが、沖縄の各地で採譜されているわらべうたの存在や価値について、ひょっとしたらご存知なのかもしれません。もし、そうであればもっとわらべうたを普及していく事業を進めていただきたいものです。
わらべうたこそ、しまくとぅばの世界で、お母さんが子守唄として慈しみ、子どもたちが遊びながら口ずさんだりして慣れ親しんだものです。
このわらべうたも消えゆきそうな中に、その採譜を行い、お母さん方に伝えたり、子どもたちを遊ばせたりする(もうちょっといい表現ができそうですが…)NPOや団体があります。このような団体が注目を集め、事業が展開できるよう私も力を注いでいます。
多くの人に愛され、とりわけ子どもたちに寄り添うわらべうたのその価値は、沖縄でも評価されていくでしょう。わらべうたの継承だけで、しまくとぅばが継承されていくとは思えませんが、私たちの身の回りで使われている言葉のほとんどが大和言葉(やまとぐち)のなかで、敢えてしまくとぅばに取り組もうとする中では、できるだけ無理せず伝えることが成功の秘訣のように思えます。
わらべうたの可能性、まだまだ引き伸ばせそうです。



Posted by 上里ただし at 23:17│Comments(0)
 
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