
2011年07月01日
沖縄県安全保障平和構築研究所構想
今日から沖縄県議会一般質問です。
今日の質問で際立っていたのは、我が民主党沖縄県連代表の新垣安弘県議の一般質問でした。
持論の安全保障政策を展開し、知事に県独自の安全保障研究所の設立を加速させるよう質しました。
それに対して、仲井真知事は丁寧にも安全保障研究所の理念や研究対象などを答弁いたしました。新垣代表は、「基地のない平和な沖縄を目指すということも大事だが、眼前に迫る安全保障をめぐる国際情勢の変化に注視し、対応することが必要だ」と主張されておりました。新垣代表は、質問中、しばしば持論を出てしまい、今日も物議を醸しだすような発言が出ておりましたが、それでも安全保障研究の重要性を説く姿勢は共感が得られたでしょう。
沖縄県では、他府県にはない米軍基地の存在とその存在の背景となっている東アジア諸地域との近接性によって、県民生活に犠牲と負担を強いているのが現状です。とりわけ米軍基地から派生する事件事故は県民の生命財産を危険にさらしております。それがゆえに、「平和で基地のない島・沖縄」を県民が目指しているのです。
しかし、私たちの願いとは逆に東アジアをめぐる情勢によって、基地の負担軽減どころか基地機能強化に傾いているのが日米両政府の思惑であります。沖縄が真の意味で基地のない島を目指すためにも、世界に平和をもたらせなければならないのです。こうなるといつになったら沖縄が平和な島になるのかと途方にくれそうになりますが、それでも沖縄は自らのためだけでなく世界平和の構築に努めなければならないのです。
これまで沖縄は大国の政治に翻弄されてきました。大国同士の争いに巻き込まれ犠牲となりました。今もなおその小国がゆえの悲哀を味わっておりますが、いつまでも荒波の中にもまれる小舟をこぐだけでは、小舟の中で疲れ果てるか海に落っこちるかどちらかでしょう。ですから、小舟といえども行先を定め、その目標にたどり着けるような策を次々と出していかなければならないでしょう。
そうした壮大な研究所が出来上がり、世界の中でアジア情勢をめぐる諸問題の解決のために、世界中から集う姿は沖縄が向かうべき方向と重なります。知事はこの9月頃には予算化し、スタートするようなことをおっしゃっていましたので、近々にも研究が始まっていくことでしょう。
今日の質問で際立っていたのは、我が民主党沖縄県連代表の新垣安弘県議の一般質問でした。
持論の安全保障政策を展開し、知事に県独自の安全保障研究所の設立を加速させるよう質しました。
それに対して、仲井真知事は丁寧にも安全保障研究所の理念や研究対象などを答弁いたしました。新垣代表は、「基地のない平和な沖縄を目指すということも大事だが、眼前に迫る安全保障をめぐる国際情勢の変化に注視し、対応することが必要だ」と主張されておりました。新垣代表は、質問中、しばしば持論を出てしまい、今日も物議を醸しだすような発言が出ておりましたが、それでも安全保障研究の重要性を説く姿勢は共感が得られたでしょう。
沖縄県では、他府県にはない米軍基地の存在とその存在の背景となっている東アジア諸地域との近接性によって、県民生活に犠牲と負担を強いているのが現状です。とりわけ米軍基地から派生する事件事故は県民の生命財産を危険にさらしております。それがゆえに、「平和で基地のない島・沖縄」を県民が目指しているのです。
しかし、私たちの願いとは逆に東アジアをめぐる情勢によって、基地の負担軽減どころか基地機能強化に傾いているのが日米両政府の思惑であります。沖縄が真の意味で基地のない島を目指すためにも、世界に平和をもたらせなければならないのです。こうなるといつになったら沖縄が平和な島になるのかと途方にくれそうになりますが、それでも沖縄は自らのためだけでなく世界平和の構築に努めなければならないのです。
これまで沖縄は大国の政治に翻弄されてきました。大国同士の争いに巻き込まれ犠牲となりました。今もなおその小国がゆえの悲哀を味わっておりますが、いつまでも荒波の中にもまれる小舟をこぐだけでは、小舟の中で疲れ果てるか海に落っこちるかどちらかでしょう。ですから、小舟といえども行先を定め、その目標にたどり着けるような策を次々と出していかなければならないでしょう。
そうした壮大な研究所が出来上がり、世界の中でアジア情勢をめぐる諸問題の解決のために、世界中から集う姿は沖縄が向かうべき方向と重なります。知事はこの9月頃には予算化し、スタートするようなことをおっしゃっていましたので、近々にも研究が始まっていくことでしょう。
Posted by 上里ただし at 20:28│Comments(0)