上里ただしのビシッとやります、動きます。日々の活動と思いをつづります。
てぃーだブログ › ビシッと県政改革! › 民主党マニフェスト2010

2010年06月17日

民主党マニフェスト2010

本日発表された民主党マニフェスト2010の表紙には、「元気な日本を復活させる。」とメインキャッチコピーをつけ、そして久しぶりに菅さんの顔が登場しました。

前回、菅さんが表紙をかざったマニフェストは、2003年の衆院選の時で、私は滋賀3区の三日月大造候補(現国土交通副大臣)の選挙で駅頭にて配っておりました。
表紙の顔写真の表情を真剣な眼差しであることは、前回同様ですが、なんとなく総理の自信を感じさせてくれます。

さて、中身ですが、じっくりとマニフェストを読んだわけではありませんが、このマニフェストには二つの基本方針が掲げられております。一つは、施政方針演説にも盛り込まれた「強い経済、強い財政、強い社会保障」のキャッチフレーズをつけた政策方針と、二つ目には、鳩山前総理が「政治と金」の問題にケジメをつけて辞任をしたのを受けて、「とことんクリーンな民主党」という方針です。

「元気な日本を復活させる」ために、「強い経済、強い財政、強い社会保障」を確立させることの因果関係はありますが、「とことんクリーンな民主党」とは関係性が見出せません。こちらのキャッチはもう少し工夫があってもよかったのではないでしょうか。
せめて「政治への信頼」というキャッチコピーであれば、その関係は明らかになったのかもしれません。

今回発表されたマニフェストや菅政権には、政権運営における「目指すところ」「目指すべく社会理念」のようなものが欠けているのが惜しいです。あるはずなのに、表現されていないのが残念です。
例えば、「強い経済、強い財政、強い社会保障」を確立すれば、どんな社会になるのか、長期にわたる閉塞感を吹き飛ばし、未来への希望を見出せば、どんな社会になるのかをもっと語っていただきたかったです。

それにしても、このマニフェストの「強い経済」の大見出しのページには、沖縄という項目も用意されております。そこには、

「沖縄を東アジアの経済・文化交流の拠点と位置づけ、地域の特性を活かせる施策の先行実施や、地域独自の施策の支援を行います。」

と述べられております。
民主党マニフェストとして、沖縄の基地以外に記述が充実したのは初めてのことでしょう。また、外交・安全保障の項目には、

「普天間基地移設問題に関しては、日米合意に基づいて、沖縄の負担軽減に全力を尽くします」

と書かれ、これまた民主党マニフェストとしては、辺野古移設を進めていくことが初めて盛り込まれました。
基地問題では納得のいく政策とはならず、残念ですが、マニフェストに「沖縄」という項目が入り、私たち沖縄県連が望んだ経済政策がとられようとしていることには評価できます。

選挙後はこの経済政策の具体化を進めなければならないのですが、その前に選挙で勝たなければなりません。
投票日まで1ヶ月を切り、喜納昌吉参議院議員の選対は大詰め作業が入っております。なんとか県連代表を再び国会へ送り、沖縄の自己主張をしていただきたいです。そのことが民主党マニフェストが掲げる基地問題を除いて、沖縄の課題解決につながるものと信じております。

県議会は昨日から始まりましたが、参院選も平行して行われます。体は一つしかありませんが、両方とも全力投球したいです。



Posted by 上里ただし at 23:48│Comments(1)
この記事へのコメント
経済政策と普天間基地移設問題は別なのでしょうか?

普天間基地を辺野古に移設するから

経済政策もとられるのでしょうか?

又、上里さんや県連のみなさんは、

普天間基地移設問題の件はどうお考えですか?

上里さん 教えて下さい。
Posted by 一県民 at 2010年06月28日 17:08
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。