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2010年04月11日

勝連沖視察

普天間基地移設問題が連日新聞で報道されています。

本日、その移設候補先と見られている勝連沖を、喜納昌吉県連代表、山内末子県議ともども船上視察しました。平野官房長官からこの案を聞かされた(とされている)喜納代表は、この海域について、
「サンゴがほぼ死滅している」
と言われたそうです。しかし、実際に移設予定先と見られる現場に行くと、船の上からもはっきり分かるようにサンゴが群生していました。

現場をみてピンときましたのは、この海域の環境について官房長官は、誰かから聞いた情報を鵜呑みにしているということです。この海域でモズク漁をされている方々やダイビング業者から情報を入手をすればすぐに分かるようなことなのに、それをせずに移設を進める口実だけを集めているような感じすらあります。

それにしても埋め立てられる海域については、透明度が高くサンゴが群生する地域であり、モズク漁も盛んな豊穣の海です。さらに平安座区民との意見交換会で、区民の一人から、
「埋め立てされる海域は太陽が昇ってくる場所であり、住民にとって神聖な方角である。基地が出来れば離発着するヘリを拝まなければならない」
と訴えていたのが印象的です。地域のコミュニティの結束やアイデンティティを犯しかねない存在を排除しようとする動きはこの地が持つ根源的な力のように感じました。

現場を見たことでこの地域への移設案に反対する意識も覚悟も強固になりました。
私たちは、鳩山総理が選挙前に発言した、
「最低でも県外」
ということを貫くよう鳩山内閣にしっかりと伝えていきます。

地域の声と県内の世論、そして歴史や後世への責任ということをつなぐ行動を県連として取っていきます。

(写真:11名乗りの船の上。背後に移っているのは浮原島。浮原島と南浮原島の海域を埋め立てて滑走路にするというのが平野案と言われている移設案のようです。これほどの広範囲な海域を埋めるのは正気の沙汰ではできません)




Posted by 上里ただし at 23:30│Comments(0)
 
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