
2010年02月08日
空港と港の関係

こうなれば新幹線は空港までの交通機関にしかすぎなくなり、長距離は飛行機で、比較的短い距離は新幹線という棲みわけを強いられ、挙げ句にはお客さんを奪われるでしょう。そういう危機感があるので、実現は難しいと予想しています。
ただ、利用者にとっては新幹線との接続ができれば羽田空港を利用しやすくなるので、実現を望むでしょう。そう簡単に実現しそうもありませんが、注目していきたいものです。
さて、今日は那覇港管理組合議会で質問し、那覇空港と那覇港の旅客ターミナルの接続について取り上げました。那覇港には新港、那覇港そして泊ふ頭とそれぞれ旅客ターミナルがあります。各旅客ターミナルへいずれも、公共交通機関との連結が上手くいっておりません。そこをもっと上手くしていけば、利便性も高くなります。とりわけ那覇空港からのアクセスがよくなれば観光にとってもいい効果をもたらすだろうという観点から質問しました。
答弁では那覇空港からモノレールとバスを乗りついで、それぞれ20分から27分とのことでした。この時間は、空港からモノレールに乗って最寄の駅にいく時間、そこからバスや徒歩によってターミナルまで到達する時間です。実際にはモノレールの乗車待ちの時間や乗り継ぎの時間を含めるとおそらく倍くらいかかるでしょう。
公共交通機関をあえて使ってのアクセスでしたが、タクシーや自家用車だとモノレールとバスの利用と比べるとその半分になります。
さらなる工夫で利用者の視点でアクセスをいかに短縮し、利便性を高める工夫が利用者増に繋がっていくことを期待しています。ただ、ただ、本日の質疑からはそもそも旅客ターミナルの利用者のアクセス実態調査を実施したことがないということが判明したので、是非そのことを実施して欲しいという要望を出しました。
今、利用者の視点に立った取組みこそ、今の沖縄観光に欠けているものなのかもしれません。那覇港の旅客ターミナルの利便性を高め、今までなかった沖縄観光の選択肢を開拓していくことによって、観光客誘客や滞在日数を増加に繋げていけるきっかけ作りに努めていきたいです。
(写真:休憩中の那覇港管理組合議会議場)
Posted by 上里ただし at 23:20│Comments(0)