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2009年06月23日

麻生総理とヤドカリ

6月23日は慰霊の日。
64年前の沖縄で何が起きたのかを思いをめぐらし、戦争で亡くなった全ての人に哀悼の意を捧げる一日となります。

今日は、沖縄全戦没者追悼式に参加をしました。いつもはテレビで見る追悼式でありましたが、会場のテントに入ったのは初めてのことです。この追悼式が沖縄県と沖縄県議会が主催していることも初めて知りました。県議会議員としての責任というのは思いものだとテントの中で感じておりました。

風が少し肌を触るように流れ、暑さはピークとなる正午に黙祷いたしました。
知事の平和宣言に続き、来賓の挨拶を聞きましたが、麻生首相のスピーチのひどさにはあきれたのと、がっかりしました。
不発弾事故のことについては触れていたものの、沖縄戦の実相について語り、非戦を貫く総理の決意のようなものは全く感じませんでした。それどころかこの会場にあまり相応しくはない、沖縄振興策のあり方をつらつらと話しをしていて、この人が全く空気を読めないことが式典会場にいても分かりました。

式が終わる頃、一匹のヤドカリが参列者の足元をのそのそと通り過ぎていきました。近くにいた同僚議員たちとヤドカリがどこにいくのか見ていて、会場のコンクリートの地面から芝生にまずは脱出はしました。それでもどこにいくのか分からないヤドカリ、なんだか64年前の沖縄県民の姿と重なってしまいました。
会場にいる麻生総理と戦争当時の政治家と軍指導者と重なり、その当時の空気の読めず戦争をいたずらに長引かせただけでなく、沖縄を本土決戦の捨石とした作戦を遂行した当時の指導者の責任は大変重いものがあります。
64年前の今日もきっと蒸し暑かったのでしょう。梅雨明け間近の沖縄の空、ヤドカリのように逃げ惑う戦場の県民や軍人に思いを馳せながら会場を後にしました。



Posted by 上里ただし at 18:36│Comments(0)
 
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