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2008年11月30日

離島とへき地

昨日の写真はドクターヘリをバックにして写しましたが、逆行のため何が写っているのかわからない写真となってしまいました。

さて、昨日のドクターヘリ運航開始式典での来賓のスピーチの中で、
「沖縄県は離島とへき地を抱える地域」
と表現されていました。使っている方にとってみれば別に何ということもないことかもしれませんが、私はこの離島とへき地という言葉には違和感があります。
その違和感をさらに強めているのは「抱えている」という表現です。
離島というのはその字の通り「離れている島」であります。離れている島そのものに違和感があるのではなく、沖縄本島から離れているいうことに引っ掛かるのであります。
沖縄の島々を沖縄本島を中心にして考えることは、東京を中心としてその他の地域を地方と呼ぶのと同じ感覚ではないでしょうか。

東京を中心にした日本の国土開発や、モノの考え方に沖縄から異議を唱えているのに、離島やへき地という言葉には無批判のままで表現するのを矛盾しています。さらにその離島とへき地を「抱えている」と言うことは、何だか厄介なお荷物のような印象があります。

考えすぎなのかもしれませんね。
しかし、ドクターヘリのような機能やサービスを充実させるには、東京中心、沖縄本島中心の考え方を捨て去らなくてはならないでしょう。
効率性や利便性だけが重視される世の中を変えるには、日頃何気無く表現している言葉にも気を付けなければならないのでしょう。



Posted by 上里ただし at 23:08│Comments(0)
 
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