
2008年11月20日
原潜が来た!

「原子力潜水艦が来るので、是非視察をしようではないか」
と前日に誘われたことをきっかけに、19日私と新垣安弘県議と
合わせて3名でホワイトビーチに寄航する原子力潜水艦ハンプトンの現場視察を行いました。
沖縄タイムスの報道によると、
「ホワイトビーチは一九八〇年代は年平均三・三回だったが、九〇年代は一〇・八回、二〇〇〇年代は一七・九回と徐々に増加。〇七年は二十四回、今年も二十日時点(ハンプトン寄航によるもの含む)で三十七回と、二年連続で最多記録を更新した」
とのことです。
現場視察といっても、寄航するホワイトビーチを見下ろす場所からでしたし、寄航といってもホワイトビーチに接岸はしまさせんでした。14時頃寄航という情報が県に寄せられたものですが、その時間帯に沖合いからホワイトビーチに近づいてくる原潜を発見。原潜には近いところから、原潜を守る警戒艇、沖合いには放射能漏れをましたが、検査する海上保安庁の検査と船が連なって進んできました。
そこに別の方向から入ってきた貨物船によって物資が運ばれる様子を双眼鏡で見ることができました。わずかな時間でしたが、その作業の流れを確認できたことで視察の目的はかなえられました。
しかし、これほど頻繁に寄航を繰り返すのは何の目的なのかはっきりしていただきたいものです。以前に発覚した原子力潜水艦の放射能を含んだ冷却水漏れ事故からそれほど時は過ぎてはいないにもかかわらず、これほど頻繁に原子力潜水艦が寄航しているのはあきらかに地元の意向を無視しております。原子力潜水艦は事故の可能性が高く、住民や周辺漁民は反発しています。
地元の意向を完全に無視することは米軍にその問題があるのか、それを抑制しない日本政府に問題があるのか、両方にあるのか、いずれにしてもしっかりと地元の意向には耳を傾けていただきたいものです。
Posted by 上里ただし at 19:58│Comments(0)