
2008年10月30日
久米島のお土産

実は、久米島に一泊したのはこの3月末まで那覇市で運行していた移動図書館あおぞら号を見るためではありません。久米島町の課題のヒヤリングがその目的でした。
数箇所視察をしてきましたが、その中でも車海老養殖場での視察ならびに道路の拡幅についての相談は沖縄本島に戻る私にとってのお土産となりました。
まず、久米島の特産品である車海老が最盛期には輸送手段がなくてその需要に応えられないということを聞いてまいりました。
車海老の出荷は、船では那覇まで3時間半かかることからその鮮度が保てないということやフェリーの出港時刻では本土へ発送するには市場が限られているので、市場開拓にも制限が出てくることなどを説明いただきました。また冷蔵機能がないためその保存が難しいとの相談もいただきました。
現在、久米島町では高速船導入も検討しているようです。ただしその維持には乗客確保や原油高騰にもより目処が立っていないとのお話を聞きました。高速船の導入には国、県からの支援が必要だと感じましたが、どのようにして実現していくべきかは県の担当者に話を聞いてみたいものです。
また、久米島には古くからの商店街があり、そこの道路の拡幅工事、バリアフリー化の要請もいただきました。楽天イーグルスのキャンプ地でもあり、地元客の往来もある通りですが、空き店舗が一店舗しかないという商店街です。ただし観光客が宿泊しようと思えるような民宿、旅館が少ないのは課題です。地元の民宿、旅館が増改築に向けられる資金というのは限られていますが、泊まってよかったと思えるような宿泊施設があるのは、観光地としての大きな魅力ということになるでしょう。
久米島での視察は県政全てに活動の領域を広げようとしている私にとって大きなお土産でありました。いずれもご協力をいただいた方には深く感謝を申し上げます。有難うございました。
(久米島のお土産で注目を集めている久米島みそクッキー。みそ味がきつくもなく、甘さも控えめです。手作業で製造しているのが売れているミソかも)
Posted by 上里ただし at 17:26│Comments(0)