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2008年09月02日

アメラジアンスクール

世の中は、福田総理辞任一色です。世の中というよりも永田町や政界と言った方が正しいかもしれません。

この国の最高責任者である人が無責任にもその職を辞めるのは子どもの教育上よくはないでしょう。

「こんな大人にはなりたくない」

と思うだけならいいのですが、政治というものがこんなにも簡単に辞めることができると思われると政治そのものの重みはなくなるでしょう。もうすでにないのかもしれませんが、微かな希望はその先にある政権交代であります。

さて、福田総理はいとも簡単に辞めてしまった中でこうした人が辞める前に一度はアメラジアンスクールに視察に来て、

「よし、子どもたちのために政治生命をかけて頑張るぞ」

と言って貰えれば、誰かが引き止めたかもしれません。そんなことはありえない話でありますが、本当は教育や子どもたちのために大人の政治家がもっと力を注ぐべきだと改めて感じました。

今日は県議会民主党会派と民主党県連とで、アメラジアンスクールを視察いたしました。このアメラジアンスクールは琉球大学近くの宜野湾市にあり、設立されて今年で10周年を迎えております。

受け入れの対象となるのは就学児と幼稚園生。子どもたちのほとんどはアメラジアンで片方の親がアメリカ人、またはアメリカ軍人です。その子ども達はそれぞれ個性豊かでありますが、公立学校が受け入れられておりません。

公立学校に席を置きながらこの学校に通うというフリースクールの形式であります。しかし他のフリースクール同様に子ども達の学びのためにも必要な施設でありながら学校として認められておりません。そのせいで学校の先生方やスタッフの皆さんがボランティア精神を発揮して学校運営に携わっております。

校長先生は浅野誠さん。以前このブログでもご紹介したことがありますが、とてもパワフルな教育者であります。

その校長先生に、様々な課題が有るなかで何が課題なのかとききましたら、

「増え続ける生徒と入学希望者」

とのことでした。運営に支障をきたすくらいの規模になりつつあるのに、それに現場で対応できないとのことでした。それほどのニーズがある中で県や国は動こうとしていないようでした。

国は、今度出来上がる大学院大学近くのうるま市にインターナショナルスクールを設置をしようとしたり、基地内には立派な学校は建設しますが、それでも先に設置をされているこのアメラジアンスクールにはあまりにも冷たい措置であります。子ども達がどこですごそうとも安心かつ安全な環境を国、県は整備すべきです。
フリースクールにも行政の責任がありますし、子ども達に必要な施設は教育施設として位置づけるべきでしょう。

私たちにできることは何なのか。子どもたちの未来のためにできることを取り組んでいきたいものです。



Posted by 上里ただし at 16:05│Comments(0)
 
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