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2008年07月18日

沖縄県議会の主張

朝10時から始まった県議会はさきほど午後8時半すぎに終わりました。

与野党逆転となった今度の県議会。多くの皆さんのご期待に添うべく、後期高齢者医療制度の廃止などの意見書、普天間基地移設を辺野古沖へ許さないという意見書への議論、討論があったため夜までかかったのであります。

先日のブログでもお伝えしましたが、通常意見書というのは全会一致が慣例のようであります。しかし対立する事案であればそうでもありませんし、過去にも意見の分かれた事例があります。

後期高齢者医療制度の問題は各政党の主張や社会保障政策には隔たりがありますが、普天間基地の閉鎖や辺野古沖への移設廃止については一致をさせたかったものであります。

今日の議会で一番光ったのはベテランの玉城義和議員の答弁です。
辺野古沖への普天間基地の移設が進まなければ、宜野湾市民の危険な状態にさらされるのを見過ごしてもいいのか、という与党側の質問に対して、言うつもりはなかったのだが敢えて言わしてもらうということを告げて以下のようなことを述べました。

「沖縄は狭く小さな島である。その島に基地がひしめきあっている。宜野湾で危険なものは辺野古周辺でも危険なものである。宜野湾市民の命とやんばるの人間の命は等しい。ならば、宜野湾市民の危険を取り除くために辺野古周辺の人間が危険にさらされてもいいというのは、県議会議員として言えるものではない。」

県内に基地をたらい回しをする、または率先して我々が県内に移設先を求めるのは控えようではないかという趣旨だったかと思います。とつとつと語るその口調に沖縄のおかれている現状とその現状に対して私たち県議会議員が何をしなければいけないかを改めて教えていただいたような気分になりました。

その意味で基地に関する過重な負担、危険と隣り合わせの住宅地域、これを変えていくためには、県議会の統一された意思をあらわす必要があります。今回は残念ながら与党の皆さんの理解が得られませんでした。いつの日か一致して基地負担を軽減していく主張を日米両政府に訴えかけたいと思います。






Posted by 上里ただし at 23:37│Comments(0)
 
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