誕生日に野田総理
誕生日の前日に、急に発熱して、朝は起き上がれませんでした。
風邪なのか何なのかわかりませんが、朦朧とする意識の中で、子どもと妻の会話が聞こえてきます。でも体が動きません。消えゆく意識の中で、「今日は休んで野田総理には会うなということかな」と思っていましたが、目が覚めると熱が下がりましたので出動しました。
野田総理と15分のお時間でしたが、お会いしてお話しすることができました。
新垣県連代表から、米普天間飛行場は早期返還し、固定化を避けること、辺野古への移設は不可能であるということ、県外へ持っていく方がいいということをはっきりと申し上げました。総理からは、代表の発言には直接答えず、「太平洋・島サミット、復帰記念式典などで沖縄に来るので、こうした意見交換の場を持っていこうと」いうお話しがありました。知事との会談同様、平行線ではありましたが、それでもまた意見交換の場が作れるのは期待がもてます。
私からは、「野田総理が度々口にするフロンティアという言葉、まさに沖縄にふさわしい。その観点から、(沖縄を日本のフロンティアとするべく)さらなる政府への支援、規制緩和をお願いしたい」と申し上げました。総理は、沖縄へは今後も配慮をしていきたいという趣旨のことを仰っていました。
また、総理からは日米地位協定の改定(私たちにはそう言っていましたが)に向けて、これまで休眠状態であった、日米両国と地元自治体を交えての協議会を再開させることを仰っておりました。これは随分と前進です。先の運用改善に加えて、政権交代で日米地位協定の改善は進んでいるのは事実でしょう。もちろん抜本改定は私たちが訴えていることなので、十分ではありませんが、これまでの政権では動かなかったことが動いていることには評価してもいいでしょう。
今回の県連との会談は自衛隊の中の幹部会議室で行いましたので、すこしぎこちなかったように思えますが、次はもう少しくだけた感じでもう少しお話しがしてみたいです。それにしても、野田総理の口調は国会答弁や記者会見とほぼ変わりませんでした。表情もです。あの口調や表情は作られてものではないことがわかりました。また、お話ししてみたいですね。