木をつかおう
今週初めから、沖縄県議会決算特別委員会が始まっています。来週水曜日まで県議会に朝から晩まで缶詰状態で審議に入ります。今年3月の予算特別委員会に引き続いての参加となりますが、県政のあらゆる分野で質疑ができるのは私にとって、とても有意義で楽しいです。
しかし、時間が拘束されてしまうので、行事などに参加できないのは残念です。ただ、それでもどうしても行きたいと思って、お昼休みの1時間半程度の時間を利用して、城東小学校で行われた、「木育」・「食育」学習会に参加をしてきました。このイベントは県農林水産部、観光商工部がともに携わり、那覇市教育委員会の協力を得て、実行されていました。
具体的な中身というと、組み立て式の沖縄県産木材を使った教室で使用する机を城東小学校1年4組の児童と保護者が共同で制作するということと、県産材で作った琉球漆器で県産品で作った給食を食べようといものです。
机の制作については間に合わず、見ることができませんでしたが、子どもたちは、出来上がった机や椅子をなでながら、「さらさらしてるね」と話をしていました。
この机は子どもの成長に合わせて高さを調節できるもので、この1年4組の子どもたちはこの机を6年生まで使うことになります。
是非、大切に使って欲しいものですね。
琉球漆器での給食もほとんど時間がなかったので、自分のものを食べるので精一杯でしたが、私から見ても、器だけでもずいぶん雰囲気が違って、豪勢な昼食となっていました。
木の大事さが子どもたちがすぐに理解できるか分かりませんが、それでも木を使ったものが、「心地よい」「さらさらしてる」というような感想を持ってくれれば、あとは親や社会がその心地よさを増やしていくことが必要でしょう。
木の感触というのは不思議と気分を落着かせます。学校の木質化については、以前、岐阜県高山市での視察でも感動しましたが、子どもたちにも大人たちにも、そして地域経済にとってもいい効果をもたらすものがあります。
今後も学校での「木育」を支援をしていきたいと思っていますし、気を使っていきたいと思います。
次は子どもたちのための、県産材を使った「木のおもちゃ」づくりを県としてバックアップできるような体制にもっていきたいと思います。