政府不信

上里ただし

2010年03月24日 23:00

「自民党も悪いけど、民主党も同じだね」

世間ではそんな話が飛び交っていることを重く受け止めています。
とりわけ内閣と党のトップが政治とカネにまつわる疑惑に答えきれていないという国民の指摘もごもっともだと言える部分もあります。本人たちにとっては十分答えているつもりでしょうが、その説明には多くの国民が納得していないようです。
ですからもう少し説明のあり方にも工夫があっていいでしょうし、国民に対してのコミュニケーションツールをもう少し増やしていくべきでしょう。

さて、鳩山政権に対しての沖縄県民の評価は政治とカネの問題に加えて普天間飛行場の移設問題への対応によってさらに低くなっています。

今日はそのことについて、民主党沖縄県連で今月14日に開かれた県連大会における決議を持参しながら、幹事長及び関係閣僚にお会いしてきました。

私からは鳩山政権の基地移設問題を巡って、沖縄県民の評価は低く、県連の風当たりも強くなっていることを説明しつつ、

「政治不信を超えて、政府不信になっている」

と述べました。
まだ政府不信とまでは言っていないと主張する方もいらっしゃいますが、事態は深刻であることを伝えました。
県民が政府不信に陥ると、政府の施策への信頼が生まれず、何をしてもうまくことが進まないことも併せて訴えました。

深刻な状況をどれだけ受け止めていただいたかは分かりませんが、少しはその雰囲気はつかめたのではないかと思います。

私達県連としてはこれまでもこれからも、県外・国外という立場を崩さずに頑張っていきます。その際には政府も同じ立場で歩まれることを期待したいものです。