那覇空港の未来 貴重な動植物のために
那覇空港の過密化に伴う滑走路の沖合展開について、多くの県民も関心を寄せています。国が実施をしたパブリック・インボルブメントではその多くは肯定の意見です。沖縄の経済成長におけるエンジンとも言える空港とその拡張に否定的になる人は少ないのかもしれません。
ただ、この沖合展開される場所が貴重なサンゴ礁が広がり生物の多様性が広がる干潟であることを県民が知ればどう思うでしょうか。
ほとんどの県民は那覇空港沖合にすばらしい自然が残っていることを知ってはいません。私も今日初めてガイドさんについていき、浜から約1時間かけて歩いてようやく現場を見ることができたのであります。
私は以前、那覇空港拡張整備にかかる特別委員会において自然があふれる貴重な海域であることを述べました。その委員会でも視察を行いましたがそのときは海岸線を少しのぞいたくらいで、沖合までは行くことができませんでした。この貴重な自然を見ると、自然に思いを寄せる方なら沖合展開について少し立ち止まって考えていくことでしょう。
しかし悩ましいのは沖合展開を止めれば那覇空港はどうなるのか、沖縄の未来はどうなるのかということです。貴重な動植物か経済かという二者択一の選択には答えがありませんので、この二つがうまくかみ合うような那覇空港の拡張のあり方を検討する作業を始めようと思います。
今日はその第一弾でした。一緒に行った花城正樹くんに、自然環境への考察をまとめてもらおうと思います。
選挙が終われば急ピッチになるこの沖合展開の問題。私たち沖縄県連としても積極的に関わっていきます。