だから議会改革

上里ただし

2009年06月25日 22:37

二日目の県議会代表質問。
各会派の代表質問の質疑に感心しながら聞いていましたが、とにかく答弁の中身がはっきりせず尚且つ曖昧な印象を残したままになっています。

答弁者がわざとはぐらかしているのではないかと思ってしまうようなないるような内容なので聞いていてイライラしてしまいます。(もちろん意図的にはぐらかしていることはないと信じております。答弁作成者の名誉にかけて・・・・)

私達県議会議員はそれを我慢して聞いていますが、県議以外の人間ならおそらくじっと聞くことはできないでしょう。
沖縄県議会(他都道府県の多くの市議会、県議会も同様)では、事前に質問を伝え、執行部と言われる知事や市長らがその答弁を準備します。本会議では質問者は伝えた内容を原稿を見ながらお経を読むがごとく発言をします。それに対して答弁者は質問者同様、お経を読むがごとく答弁書を読み上げるのです。その後、二回ほど再質問ができますが、それも一括して質問を読み上げ、それに担当者が答えていくということなのですが、シナリオにないのでその答弁は少したどたどしくもなりながらも、一回目の答弁では答えなかった行間のようなものを出してくるのです。

しかし、これでは質疑はつまらないし、何よりも実質的な質疑にはならないのだと思うのです。
那覇市議会の場合は一回目の質問はお経読みの交換をしますが、二問目から一問一当となって、時間内であれば何度でも質問はできるのです。
県議会でもこの一問一当方式の導入については概ね賛成であります。そのことよって、活発な議論を繰り広げられ、その質疑によっていい答えが導かれるのであれば尚更嬉しいことです。
その議会答弁の在り方をめぐって、県議会改革の議論も昨年から始まっていますが、あと少し県議会内で議論がされれば制度導入まで近づくものだ確信をしております。
県民の皆さんが見ていて楽しかった、聞いてみて楽しかった、選んでよかったと思えるような議会にしていきたいものです。